---世界の皆さま 初めまして。記念すべきブログ第一回目で 少し緊張していますが、少しの時間お付き合いください---
番組レビュー「一週間de資本論」
NHKで9月27日~30日まで第4回にわたって放送された『一週間de資本論』
日本放送出版協会から単行本も発売されるようですが、解説書ブームの中この興味のそそられる番組タイトルをたまたま目にすることができたので、放送をチェックしてみました。
出演は キャスターと、神奈川大学経済学部教授である的場昭弘氏という自称「資本論オタク」が毎回テーマに沿って解説をしてくれた後に、後半でゲストが登場して考えを的場氏と論ずるといったスタイル。
期待していたのは前半の内容の超難解と言われ、なかなかあの重たい「資本論」を開こうとは思わない人に解りやすく説明してくれる部分。
さすがに短時間で網羅は無理なので、かいつまんで易しく解説してくれた内容は、それだけで「そうゆうことを書いてくれてるのね」とフムフムな内容。
後半は・・・個人的にはゲストいらなかったのでは??って思います。。
素晴らしい先生方が出てきて、中には「なるほどね〜」な話をしてくれたりもしましたが、経済アナリストの森永さんが出てきた回なんてそれだけで森永ワールドになってたもので。
期待していたのが『資本論』そのものだったので『何が書かれているのか』を欲していた自分には、ゲストと論ずる部分は〜二週間目〜(おい番組タイトル!)などにしてしまえば番組もロングランで見れたのに、と残念に思った次第でした。
グローバル社会にルールを
で 自分なりに「(一週間de〜)資本論」の延長を考えてみたのですが、
このまま巨大企業が資本や売上げを追求し過ぎて、ひいては合併や買収を続け過ぎて、何百兆円とか稼ぎ始めるとする。経済に転がされる ある先進国が万が一こけるとする。そこに救いの手を延ばすのが莫大な利益を生み出す ある企業だとする。
「国って買えてしまうものなのか?」なんてことが起こりうるのか??
だってグローバルになってしまったらグローバルなルールで規制しないと、金があるところには逆らえない図式ができてしまうではないか。巨大になり過ぎると いくら経営が無茶でも、政府も黙って倒産させる訳にはいかないし、そこには税金が注ぎ込まれたりして国の財政を圧迫する。そうすると悪循環が生まれ経済は最悪に。それを助けるのは外国のマネーってことになりそうじゃないですか?
あり得そうな話ですよね。もう こうもグローバルだと“国”の枠組みでは企業に勝てないことになってしまう。そして世界はますますグローバルに。もうそんなの海外の企業は国内のルールだけで抑え込めないですよ。
逆に零細企業は救いの手をもらえない。だって倒産しようが社会には影響ないですもん。
果てはある?
グローバルって恐ろしいものに思えてきました。
最近思うことは、激しく成長を続けている企業は 成長が止まった時が終わりの刻なんだなということ。NOVAとかも かつてそうでしたが自転車操業なのです。収益モデルは違っても、拡大を求め過ぎて投資してしまうと、どこかに無理が生じるはずで、本人たちはそれを「成長している」「間違っていない」と思って気づかす、増え過ぎた経費や借金にとんでもないしっぺ返しを食らう訳です。
話を「資本論」にもどすと、地球上には限りがありますよね。土地も人口も。生産も消費も、どこまでいったとしても“地球上”が限度な訳です。必ず企業の成長はそこで止まります。その時、成長を続けていた企業が 成長できなくなってしまったら危険ではないでしょうか? 果たして 果てしなく成長を続けることが正解でしょうか?
成長しなくても存続できる収益モデルが必要なのではないかと思えてきます。
「資本論」の その先
今回の話は、能無しの仮説にしかすぎませんが、僕はあり得ない話ではないと考えています。「資本論」も現代のグローバル化は想定していなかったらしいので 現代版の「資本論」が必要かもしれませんね。(現代の経済を読み解くのに『資本論』からも学べると的場氏)
長々と書いてしまい、最後まで時間を割いてくださった方には本当に感謝です。書いているうちに楽しくなってきて ちょっと意外でした。これを機に あなたの「資本論」も考えてみてはどうでしょう?
今後もネタやレビューがあれば記録していきますので、お付き合い よろしくお願いします。
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